教育時間の短縮と作業時間削減により、更なるサービス向上を実現
|株式会社コバックダイニングス様
株式会社日本システムプロジェクト(以下:JSP)が提供する「セルフレジ」「セルフオーダーシステム」SEMOORを導入いただいているお客様の事例をご紹介します。
この記事でご紹介するのは、豊田市の名物・台湾ラーメン店を運営する株式会社コバックダイニングス様のインタビューです。
この度は、外食事業部責任者の堀田様にお話を伺いました。
SEMOOR
導入前の
課題
- 店舗スタッフの作業負担を減らしたい。
- FC展開を目指すための業態モデルを確立したい。
- メニューもマーケティングツールとして活用したい。
導入後の
効果
- オーダー時間の削減やミスがなくなり、全体的に接客サービス向上に繋がった。
- ラーメンのトッピング注文数が導入前の 3 倍に。
- ホール業務の初期教育時間が 15 時間から2時間に短縮。
- お見送りの時間確保もしながらバッシングスピードも上がり回転率UPに繋がった。
事業コンセプト
縁あって、豊田市の名物台湾ラーメン「味珍本店」を受け継ぐことができた時に、その味を継承しながらも和風台湾料理として進化させた台湾ラーメンをメインとした業態で全国展開を目指すという会社の目標ができました。
また、全時間帯集客できる業態にした いので、駅前で近隣に事業所や飲食店が多いこの場所は最適と判断しました。
2016年に本店がオープンし、これから店舗展開を進めていこうと事業計画を進めていた最中で、2019 年の新型コロナウィルス感染拡大で、徐々に情勢の流れが変化していき、2020年4月頃から急激に客足が低下してどうにもならない状況になった時もありました。政府の時短要請にも従いましたが休業に至らなかったのは幸いでした。
しかしながら、飲食店である以上、売上・客数に 見合った労働時間管理が必要なので、働く時間が減った際に離れていくスタッフもおりました。
現在は、これまでのコロナ禍での経験を活かし、内部体制を整えることに注力していき、販売戦略や教育方針、育成のコンセプト、スタッフのモチベーションコントロールなどを見つめ直し、働きやすい環境を整えることができたと思っております。そのためか、既存スタッフからの紹介なども増えており、極端な人材不足には陥らずにきております。
そんな中、以前から意識して検討は続けていたのですが、やはりこのような情勢の変化等で店舗運営を左右されない為にも、DX 化の必要性は強く感じるようになり、また今後 FC展開を進めていく上ではオペレーションの標準化を図る為にも DX 化が必要だとより強く感じるようになりました。
これまでの課題と導入に至った経緯
我々としては「作業」を減らし「仕事」を増やすことを実現したいと考えておりました。
例えばお客様のオーダーを正確にハンディに入力する、ということは「作業」だと考えておりますが、現場ではそういった「作業」に集中してしまうときがあり、
本来大切にしなければいけない「いらっしゃいませ!」や「ありがとうございます!」の発声やお見送りができない状況があり、改善したいと強く感じておりました。
セルフオーダーシステムを導入すれば、スタッフの「作業」を減らし本来やるべき「仕事」である商品クオリティへのこだわりや接客サービスの向上が実現できる。
それが直営店で実現できれば、いよいよFC展開も見えてくるといった考えから、セルフオーダーシステムの導入を決めました。
日本システムプロジェクトのシステムをお選び頂いた理由
正直に申し上げて、どのシステム会社も機能面ではそんなに差はないかと思っております。
我々としては、タブレットのメニューは単なるメニューリストではなくマーケティングツールと考えており、フリーレイアウトで作成できるということが大前提でした。
また、セルフレジと連動できるということも大きなポイントでした。
スタッフの会計対応は無くなるので、その分サポートをして、お見送りに繋げていくという狙いでした。
また、JSP さんの営業担当の方は他社の担当者と違って始めから「できない」と言わずに、「これならできる」と様々な角度から提案してくれるので自社システムへの愛情が感じられたことが大きかったです。
我々としては関わる全ての取引先様は良きビジネスパートナーでありたいという考えなので、JSPさんとはパートナーになれそうだと感じました。
導入効果(店舗スタッフの変化)
お見送りに関しては、正直に申し上げて以前は 100%できているとは言えない状態でした。オーダーや配膳中など他の作業に手を取られているときはできていなかったです。
ただ、今回セルフオーダーシステムを導入したことで、オーダー時間の削減やミスがなくなり、お見送りにスタッフが対応できる時間を確保することができるようになりました。
また、お見送りだけでなく全体的に接客サービスや接客スタイルが良くなっています。
今回セルフオーダーシステムを導入した大きな目的のひとつは、接客サービスの向上・強化でした。そのことは導入前にスタッフに丁寧に説明を続けました。
まだまだ改善するところはありますが、嬉しいことにスタッフからも改善提案が上がってくるようになりました。
導入効果(運営面での変化)
まだ導入して1ヶ月ではありますが、既にラーメンのトッピング注文数が導入前の3倍になりました。
今までのメニューでは表現できなかったところや、完全にお声がけができなかったのが、タブレットで実現できたと思っております。
また、逆パターンですが、ラーメンのネギ抜きやニラ抜きといったカスタム注文も想定以上に増加しております。そういったご注文はお客様もスタッフには言いづらかったのかなと推測しております。
その分、導入時での設定の大変さはありますが、ルールを決めて作り上げることができれば、全てのお客様に同じ質問や提案ができるので、これは人では実現できないことだと思います。また、ピーク時のミスがなくなったので、売上高の上限が増えたと感じています。
実際に9月度では 1日の最高売上高を更新しました。
ちなみに2回も更新しました。今まではバッシングが完了せずにご案内できないとか、忙しそうだから注文を控えようといった見えない部分でのロスがあったと思いますが、それが無くなったのが大きいです。
その他にも、スタッフの教育・トレーニング時間は、劇的に変わったと思います。
導入前はフロアのオーダーや配膳などの初期トレーニングに 1 人当たりおよそ 15 時間程度かかっていましたが、現在は 2 時間程度です。その分お客様の満足感を上げる本質的な仕事を教育できるようになりました。
今後セルフシステムに期待する事
他のシステムとのデータ連携はAPI等で可能かとは思いますが、FC展開を進めていくうえでは、セルフオーダーシステム内で様々な分析ができるようになると、さらに良くなると思います。
またJSP さんとは、お互いに成長をしていきたいと思っておりますので、引き続きビジネスパートナーとして色々な情報や事例を成功失敗問わず共有してほしいと思います。
株式会社コバックダイニングス様
https://taiwan-kensan.com/代表者 | 小林 憲司 |
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本社住所 | 〒471-0064 愛知県豊田市梅坪町 10 丁目 5-3 |
業種 | 飲食店運営(ラーメン店) |
事業内容 | 事業内容:外食事業(台湾食堂、台湾ラーメン店) |
運営ブランド | 台湾ケンさん |